抜歯をしたあとは傷口も痛みますし、どんな食事を取ったらいいかわからないですよね。
先日、私も親知らずを上下2本同時に抜歯しました。。
そのときにどんな食事を取ったらいいのか、どんな食事なら食べられるのか悩みましたので、色々と調べたおすすめの食事をご紹介します。
歯を抜かれてもお腹は減りますので、今回ご紹介するおすすめの食事6つを参考にしてください。
逆に「これは避けたほうがいいよ」という食事もあわせてご紹介しますね。
抜歯後におすすめの食事6つ
抜歯したあとは痛みがあったり、傷口に負担をかけないようにする必要があるため、柔らかい食べ物やあまり噛まずに食べられるものが理想的です。
そんなときにおすすめの食事6つをご紹介します。
1|おかゆ
おかゆは柔らかくて消化もいいので、あまり噛めないときにはぴったりです。
噛みづらいときでも食べやすくなりますので、よく冷ましてから食べるようにしましょう。
2|うどん
うどんも柔らかくて消化がいいので、抜歯をしたときに食べやすい食事のひとつです。
うどんも熱いとやけどをしてしまいますので、よく冷ましてから食べましょう。
ただ、麺類の場合はひとつ注意があります。
抜歯後の穴には血餅(けっぺい)と呼ばれる血のかたまりができて、出血を止めたり傷口を保護したりする役割を果たしてくれます。
しかし、麺類を食べるときにすすってしまうと、麺を吸引する力と同じ力が血餅にかかってしまい、血餅が取れてしまう恐れがあります。
血餅が取れてしまうと抜歯後の回復が遅くなってしまいますので、麺類を食べるときは麺を短く切るなどして、すすらずに食べられるようにするといいでしょう。
3|ヨーグルト
ヨーグルトは流し込むように食べられるので、あまり食欲が無いときでもおすすめです。
4|バナナ
バナナは柔らかく栄養価も高いので、食事らしい食事が食べられないときにおすすめの一品です。
上で紹介したヨーグルトにも合うので、トッピングして食べてもおいしいですよ。
5|スープ
コーンスープやかぼちゃスープ、コンソメスープなどあまり固形物を食べたくないときにはスープがおすすめです。
お湯を注げば出来上がりのインスタントスープも種類が豊富なので、一度スーパーなどで探してみてはいかがでしょうか。
6|ゼリー飲料
「inゼリー」(「ウイダーinゼリー」は昔の名称)などのゼリー飲料も噛まずに飲めるのでおすすめです。
ただ、麺類をすする場合と同じ理由で、ゼリー飲料も吸わずに飲むようにしましょう。
吸うときの吸引力が血餅にも加わってしまうので、血餅が取れてしまう恐れがあります。
ゼリー飲料を飲むときは、吸わずに押し出すようにして口に運ぶようにしましょう。
抜歯後に避けたほうがいい食事
次のような食事は抜歯後の傷口に負担をかけてしまいますので避けるようにしましょう。
すすって食べるもの
うどんのところでもご説明しましたが、血餅が取れてしまう恐れがあるので、麺類などのすすって食べる食事は避けるようにしましょう。
ストローで飲むもの
すすって食べるものと同じ理由で、ストローを使って飲むものも避けましょう。
ストローで吸うときの吸引力で血餅にも力が加わってしまいます。
固いもの
固いものは直接傷口を傷めてしまう恐れがあるので、柔らかい食事を取るようにしましょう。
辛いもの
香辛料などの辛いものなども傷口に負担をかけるので控えるようにしましょう。
抜歯後の食事で注意すること
抜歯後の食事では次のことに注意したほうがいいです。
茶碗蒸しやシチューはおすすめしない
抜歯をしたあとの食事として、茶碗蒸しやシチューなどがおすすめと言われる場合がありますが、私はあまりおすすめしません。
なぜなら、茶碗蒸しやシチューには色々な具材が入っているので、傷口に負担をかけずに噛むのが大変だからです。
また、具材をしっかり噛まずに食べてしまうと、それだけで消化が悪い食事になってしまいます。
傷口の程度が軽い人は食べても問題ないかもしれませんが、痛みがひどかったり、食事自体が億劫になっている場合は、上でおすすめした6つの食事から選んだほうがいいでしょう。
麻酔が切れるまでは食事を控える
抜歯の際に打たれた麻酔が効いている間は口の感覚がなくなるため、熱さでやけどをしたり、唇や舌を噛んでしまう恐れがあります。
麻酔が切れるまでの2〜3時間程度は食事を控えるようにし、口の感覚が戻ったことを確認してから食事を取るようにしてください。
まとめ
抜歯をしたあとの口の中は、ある意味傷だらけの状態です。
紹介した6つの食事のように口内への負担が少ない食事を選ぶようにしましょう。
そのあとは抜歯した傷口の痛みや状態をみながら、少しずつ普通の食事に戻していくようにしましょう。