「LastPass」に登録されているログイン情報などのデータを「Bitwarden」に移行する方法を解説します。
この記事ではPCのブラウザ拡張機能を使って移行する方法を説明します。
(Google Chromeの画面を使って説明します。)
ブラウザ拡張機能を使えば、「LastPass」のデータを簡単に「Bitwarden」へ移行することができます。
「LastPass」から「Bitwarden」への移行方法
「LastPass」に登録されているデータを「Bitwarden」へ移行するには次の2つをすれば完了です。
それでは具体的な手順を説明していきます。
1|「LastPass」からのエクスポート
Webブラウザを開いてブラウザの拡張機能から「LastPass」をクリックします。
すると「LastPass」のメニューが開きますので「Account Options」をクリックします。

「Advanced」をクリックします。

「Export」をクリックします。

「LastPass CSV File」をクリックします。

LastPassのマスターパスワードが求められますので、マスターパスワードを入力して「Continue」をクリックします。

すると、「LastPass」に登録されているデータがCSVファイルでダウンロードされますので、一度わかりやすい場所に保存しておきましょう。
このCSVファイルは「Bitwarden」にデータをインポートするときに使います。
これで「LastPass」からのエクスポートは完了です。
2|「Bitwarden」へのインポート
次は「LastPass」からエクスポートしたデータを「Bitwarden」にインポートしていきます。
まだ「Bitwarden」のアカウント作成やブラウザ拡張機能のインストールをしていない場合は、「「Bitwarden」の導入方法【アカウント作成~ブラウザ拡張機能のインストール】」を参考にして済ましておきましょう。
「Bitwarden」のアカウント作成とブラウザ拡張機能のインストールができたら、「Bitwarden」のWeb保管庫にアクセスしてログインします。
Bitwarden|Web保管庫
https://vault.bitwarden.com/
上部にある「ツール」(①)をクリックしたあと、「データをインポート」(②)をクリックします。

“1.インポートするファイルの形式を選択” で「LastPass (csv)」(①)を選択します。
“2.インポートするファイルを選択” で「ファイルを選択」(②)をクリックして、先ほど保存したCSVファイルを選択します。
最後に「データをインポート」(③)をクリックしましょう。

これで「Bitwarden」へのインポートは完了です。
「Bitwarden」に「LastPass」のデータが移行されているはずですので、Web保管庫やブラウザの拡張機能からアクセスして確認してみましょう。
データ移行の注意点
「LastPass」からエクスポートされるデータには自分で追加したFormフィールドは含まれておりません。
Formフィールドはユーザー名やパスワード以外のフィールドを独自に設定できるフィールドです。
サイトのURLや名前、ユーザー名、パスワードなどはエクスポートされて「Bitwarden」にインポートされますが、Formフィールドはエクスポートされないので、今後も必要であれば手動で設定するようにしましょう。
また「LastPass」からエクスポートされたCSVファイルにはユーザー名やパスワードが目に見える状態で記録されています。
「Bitwarden」へのインポートが完了し、移行したデータに問題がないようであれば、速やかに削除するようにしましょう。
まとめ
「LastPass」に登録されているデータを「Bitwarden」に移行する方法を解説しました。
ブラウザ拡張機能を使えば簡単にデータを移行することができますので、この記事で説明した手順を参考にしてみてください。