【マキタ】コードレス掃除機の選び方【3つのポイント】

【マキタ】コードレス掃除機の選び方【3つのポイント】LIFE

電動工具のメーカーとして有名な「マキタ」コードレス掃除機

プロ向けの高性能なモデルから軽くて手軽に使えるモデルまで、数多くの商品がラインナップされています。

しかしそのために、「数が多くて自分に合ったモデルはどれなんだろう?」と悩んでしまいませんか?

この記事ではマキタのコードレス掃除機の選び方をご説明します。

マキタのコードレス掃除機を選ぶときは3つのポイントを押さえればOKです。

この記事を読めばあなたに合うモデルを選ぶことができますよ。

ただマキタのコードレス掃除機はモデルの数が多いので、「最後まで説明を読んだけど結局選べない!」という人のために最後におすすめモデルもご紹介します。

【マキタ】コードレス掃除機の選び方

マキタのコードレス掃除機を選ぶときは、次の3つのポイントを確認しておきましょう。

  • バッテリー電圧
  • 集じん方式
  • スイッチ方式

マキタのコードレス掃除機の選び方は、この3つのポイントをどう選ぶかで決まってきます

なぜなら、「バッテリー電圧」×「集じん方式」×「スイッチ方式」の組み合わせで選ぶべきモデルが決まるからです

「バッテリー電圧」×「集じん方式」×「スイッチ方式」の組み合わせ

【マキタ】コードレス掃除機を選ぶときの3つのポイント

それではマキタのコードレス掃除機を選ぶときの3つのポイントを詳しく見ていきましょう。

【マキタ】コードレス掃除機を選ぶときの3つのポイント
  • バッテリー電圧
  • 集じん方式
  • スイッチ方式

バッテリー電圧

マキタのコードレス掃除機には「18V」「14.4V」「10.8V」の3つのバッテリー電圧があります。

それぞれバッテリーの電圧を表しているわけですが、電圧の違いによって次の3つが異なってきます。

  • 吸引力
  • 重さ
  • 価格

吸引力

バッテリー電圧によってモーターのパワーが変わってきます

コードレス掃除機においてモーターのパワーとはそのまま吸引力に影響しますので、バッテリー電圧が変わるということは吸引力が変わるということを意味しています。

当然、吸引力は電圧の高い「18V」が一番強く「10.8V」が弱いモデルになります。

掃除機の能力を表すときに参考にする数値として「吸込み仕事率(単位はワット(W))」というものがあります。

マキタのコードレス掃除機では「吸込み仕事率」が公表されており、「18V」の上位モデルでは「60W」(パワフルモード時)、「10.8V」では「32W」(パワフルモード時)となっています。

吸込み仕事率だけでみると、「18V」と「10.8V」では吸引力に2倍程度の違いがあるということになります。

重さ

コードレス掃除機において重さは重要です

重くなれば取り回しが悪くなり、掃除機を持つ腕にも負担が掛かってしまいます。

マキタのコードレス掃除機で公表されている重さをみると、「18V」の一番重いモデルでは「1.5kg」、「10.8V」の一番軽いモデルでは「0.98kg」となっています。

この重さには、バッテリーの重さは含まれていますが、ノズルやパイプの重さは含まれていません。

ですので、ノズルやパイプの重さを加えたものが実際に掃除機を使う時の重さになります。

ノズルやパイプの重さはどのバッテリー電圧でも同じ分だけの重さが加わりますので、実質的に「18V」と「10.8V」のモデルでは500g程度の重さの違いがあるということになります。

500mlのペットボトル1本分ですので、掃除中ずっとこの重さが加わると思うと結構な違いであることがわかると思います。

価格

価格は「18V」のモデルが一番高価になり、電圧が低くなるにつれて安くなっていきます。

Amazonの価格では「18V」の上位モデルで 30,000 ~ 33,000円程度、「10.8V」では 13,000 ~ 15,000円程度になっています。

単純に2倍程度の価格差があり、バッテリー電圧が高くなると高価になってくることがわかります。

以上のように、バッテリー電圧を選ぶうえでは、“吸引力”“重さ”“価格” のバランスを比較しながら選ぶことが重要です。

集じん方式

マキタのコードレス掃除機の集じん方式は、「カプセル式」「紙パック式」の2種類があります。

どちらの集じん方式でも良い点と悪い点があるので、絶対こっちが良い!とは言えませんが、それぞれのメリットとデメリットを比較して選ぶようにしましょう。

カプセル式

「カプセル式」のモデルでは、掃除機本体のカプセルにゴミが溜まっていくような形になります。

ゴミがいっぱいになったときは、カプセルの中のゴミを捨てて、カプセルと掃除機本体のフィルターに付着したゴミやほこりを落としてから再度掃除機に取り付けます。

「カプセル式」のメリットはフィルターのお手入れをすれば繰り返し使うことができ、後述する紙パック代などのランニングコストがかからないことです。

また、「紙パック式」に比べて「カプセル式」のほうが集じん容量が大きくなります。

集じん容量とはゴミを溜めることができる量です。

つまり集じん容量が大きいほど、ゴミ捨てをする頻度が少なくなります。

モデルによって異なりますが、「カプセル式」のモデルでは 600 ~ 750ml、「紙パック式」のモデルでは 330ml になります。

ただ、ゴミ捨て頻度が少なくていいからと言ってフィルターのお手入れ頻度も少なくなると、吸引力が低下する恐れがありますので、可能であればこまめにゴミ捨てを行い、そのタイミングでフィルターのお手入れも行うというのが理想的ではあります。

「カプセル式」のデメリットゴミ捨てが大変ということです。

何が大変かというと、カプセルからゴミを捨てたあと、掃除機本体のフィルターにゴミやほこりが付着しているので、ブラシなどで取り除く必要があります。

上でも書いていますが、このフィルター自体の掃除を怠ると吸引力の低下につながる恐れがあるので、フィルターはきれいな状態にしておく必要があります。

また、カプセルからゴミを捨てるときにほこりが舞います

せっかく掃除機をかけてほこりを吸ったのに、ゴミを捨てるときにまたほこりをまき散らしてしまうことになるので、ゴミを捨てるときは注意が必要です。

紙パック式

「紙パック式」のモデルでは、使い捨ての紙パックか洗って繰り返し使えるダストバッグを取り付けて使用します。

掃除機でゴミを吸うと紙パック、もしくはダストバッグの中にゴミが溜まっていくような形になります。

ゴミがいっぱいになったときは、紙パックではゴミが溜まった紙パックを紙パックごと捨てて、新しい紙パックをセットします。

ダストバッグでは中のゴミを捨てて、ダストバッグに付着したゴミやほこりを落としてから再度掃除機に取り付けます。

ダストバッグに関しては、ゴミが溜まったら中のゴミを捨てて、洗うとまた繰り返し使えるという点では「カプセル式」と仕組みは同じです。

ですので、ここでは紙パックにフォーカスして説明したいと思います。

まず「紙パック式」のメリットゴミ捨てが簡単なことです。

ゴミが溜まったら紙パックごと掃除機から取り外しそのまま捨てれば完了です。

紙パックごと捨てられるので、ほこりが舞うこともなく極端に手を汚すこともありません。

一方、デメリット紙パック代がかかってしまうことです。

紙パックごと捨てられるのはメリットでしたが、その分、新しい紙パックをセットする必要があるので、無くなったら紙パックを購入する必要があります。

なお、初回はコードレス掃除機に紙パック10枚が付属してきます。

スイッチ方式

マキタのコードレス掃除機には電源のON/OFFをどのように行うかによって、「トリガスイッチ」「ワンタッチスイッチ」の2種類があります。

スイッチ方式は直接、掃除機の性能に関わる部分ではありませんが、使い勝手が異なってきますので、掃除機の使い方や使う環境に照らし合わせて選ぶようにしましょう。

トリガスイッチ

トリガスイッチは押している間だけONになるタイプのスイッチです。手を離すとOFFになります。

メリットとしては手を離せばすぐに電源がOFFになるので、バッテリーの消費を抑えることができます。

デメリットとして使用中はスイッチを押し続けなければならないので、手が疲れたり、掃除機の取り回しが悪くなるということがあります。

【参考】トリガ+スライドスイッチ

一部のモデルにだけ搭載されているのですが、18Vの一部モデルに「トリガ+スライドスイッチ」というスイッチ方式が採用されています。

これは通常のトリガスイッチに加えてスライドスイッチがあることで、電源をONにしたトリガをロック(固定)させておくことができます。

これによって、通常のトリガスイッチと同じようなON/OFFもできますし、スライドスイッチでロックさせれば連続運転も可能になります。

「トリガ+スライドスイッチ」が採用されているモデルは限られてしまいますが、トリガスイッチも使いたいけど連続運転もしたいという人には便利なスイッチです。

ワンタッチスイッチ

ワンタッチスイッチは一度スイッチをONにすれば連続運転が可能なタイプのスイッチです。切ボタンを押すとOFFになります。

メリットとしては連続運転が可能なので、スイッチを気にせず掃除機のハンドルを持つことができ、取り回しがしやすくなるという点があります。

デメリットは、自分でOFFにしない限り連続運転になるので、バッテリーを消費しやすくなってしまいます。

3つのポイントの組み合わせ

マキタのコードレス掃除機を選ぶときの3つのポイントがわかったところで、あとはこの3つのポイント、

「バッテリー電圧」×「集じん方式」×「スイッチ方式」

の組み合わせでコードレス掃除機のモデルを選んでいきましょう。

「バッテリー電圧」×「集じん方式」×「スイッチ方式」の組み合わせ

組み合わせを選ぶときのヒント

組み合わせを選ぶときのヒントとして、最初に「バッテリー電圧」から考えていくと良いです。

上でも書いた通り、「バッテリー電圧」は “吸引力”“重さ”“価格” に大きく影響します。

吸引力と重さと価格はコードレス掃除機を選ぶ上では大部分を占めるポイントですので、最初に「バッテリー電圧」を選んでみましょう。

「バッテリー電圧」を軸にして組み合わせを考えていくと検討範囲も絞られて選びやすくなると思います。

組み合わせを選ぶときの注意点

3つのポイントの組み合わせと、設定されているコードレス掃除機のモデルに関して、ひとつ注意点があります。

それは、集じん方式が「紙パック式」で、スイッチ方式が「トリガスイッチ」となる組み合わせのモデル設定がないことです

つまり、集じん方式で「紙パック式」を選びたい場合、スイッチ方式は「ワンタッチスイッチ」の組み合わせになります。

また、スイッチ方式で「トリガスイッチ」を選びたい場合、集じん方式は「カプセル式」の組み合わせになります。

このように組み合わせが限られて設定されているモデルもありますので注意してください。

3つのポイントの組み合わせとモデルの一覧

「バッテリー電圧」×「集じん方式」×「スイッチ方式」の3つのポイントと各モデルの一覧を次のチャートにまとめました。

3つのポイントをどのように選ぶかであなたに合ったモデルがわかるようになっています。

組み合わせとモデルの一覧

「モデル」の列に書いてある “CL” から始まるものがモデル名(型番)です。

あなたがコードレス掃除機に求める条件や使用する環境と照らし合わせながら、3つのポイントを選んでいってみてください。

各モデルの詳しいスペックは「【マキタ】コードレス掃除機12モデル【スペックまとめ】」にまとめていますのでご覧ください。

18V【BL】とは?

上のチャートのバッテリー電圧の中に「18V」とは別に「18V【BL】」というものがあります。

この「18V【BL】」は「BL MOTOR(ブラシレスモータ)」を搭載した18Vの上位モデルを表しています。

上で何度か “18Vの上位モデル” と書いていましたが、この「18V【BL】」のことです。

この「BL MOTOR」搭載モデルは通常の18Vモデルよりも吸引力と耐久性がアップしており、さらに低騒音&低振動を実現したモデルとなっています。

マキタのコードレス掃除機では最上位モデルの位置づけです

また、「トリガ+スライドスイッチ」は「BL MOTOR」搭載モデルにしかないので、「トリガ+スライドスイッチ」を使いたいという場合には「BL MOTOR」搭載モデルを選ぶことになります。

モデルの数が多くてわからない!どれを買えばいい?おすすめは?

マキタのコードレス掃除機の選び方と、選ぶときのヒントや注意点を説明してきましたが、マキタのコードレス掃除機はモデルの数が多くて選びきれないですよね。

選ぶときの3つのポイントを明確に選べる人はいいですが、どれを選べばいいのかわからないという人のためにおすすめのモデルをご紹介したいと思います。

おすすめモデルの条件

まずおすすめモデルを選定するにあたって、どのような条件でおすすめモデルを選んでいったのか3つのポイントに沿ってお話ししたいと思います。

バッテリー電圧

バッテリー電圧は「18V」「14.4V」「10.8V」の3つの種類がありますが、このうち「14.4V」は重さ、価格ともに「18V」と比較して大きく差があるわけではありません。

であれば、「14.4V」を買うぐらいなら「18V」を買ったほうが高い吸引力も得られてコストメリットは大きくなると考えられます

なので、バッテリー電圧は「18V」「10.8V」どちらかで選ぶと良いと思います

集じん方式

集じん方式は好みが分かれるところではありますが、ここでは「紙パック式」をおすすめしたいと思います。

それはやはりゴミ捨てが簡単であるということです。

「カプセル式」の場合はゴミを捨てるのと同時にどうしてもフィルター掃除をする必要がありとても面倒です。

紙パック代はかかってしまいますが、ほこりが舞うこともなく極端に手を汚さずに紙パックごとゴミを捨てられるのは、衛生面でも大きなメリットになると思います。

スイッチ方式

スイッチ方式も好みやその人の使い方によってどちらを選ぶか迷うところではありますが、ここでは「ワンタッチスイッチ」をおすすめします。

ただ上でも書いた通り、集じん方式で「紙パック式」を選ぶ場合は、「ワンタッチスイッチ」のモデルしかないのでそもそも選択の余地はないのですが、一応おすすめの理由を説明しておきます。

もちろん掃除機のかけ方やかける場所によるので一概には言えませんが、手を伸ばして掃除機をかけなければならない狭いところや、階段などの高さが変わるようなところでは、どうしても掃除機のハンドルを持ち替えたり、ハンドルの持つ位置を変えたくなるものです。

それが「トリガスイッチ」だと常にスイッチを押しておく必要がありハンドルを持つ位置が固定されてしまうので、どうしても取り回しが悪くなってしまいます。

「ワンタッチスイッチ」であれば一度ONにすればスイッチを気にせず掃除機のハンドルを持ち替えたり、握り直したりできるので、取り回しが良くなり掃除機をかけるという作業自体が楽になります

おすすめモデルはこの2つ!

以上の条件を踏まえておすすめするモデルは次の2つです。

  • 18Vがいい人
    CL182FD】18V × 紙パック × ワンタッチスイッチ
  • 10.8Vがいい人
    【CL107FD】10.8V × 紙パック × ワンタッチスイッチ

【CL182FD】18V × 紙パック × ワンタッチスイッチ

「18Vがいい!」という人には「CL182FD」がおすすめです。

「CL182FD」がおすすめなのは次のような人です。

  • とにかく吸引力が強いモデルがいい
  • 髪の毛やペットの毛が気になる

予算に余裕があって最上級の吸引力が欲しい!という人は、「BL MOTOR」を搭載した「CL282FD」でもいいと思います。

【CL107FD】10.8V × 紙パック × ワンタッチスイッチ

「10.8Vがいい!」という人には「CL107FD」がおすすめです。

「CL107FD」がおすすめなのは次のような人です。

  • 一人暮らしやあまり掃除する範囲が広くない人
  • できるだけ軽い掃除機がいい
  • できるだけ安い掃除機がいい

上で紹介した2機種に限らず、「トリガ+スライドスイッチ」がいい!という人は、集じん方式が「カプセル式」になってしまいますが「CL280FD」一択です。

まとめ

マキタのコードレス掃除機の選び方をご説明しました。

マキタのコードレス掃除機を選ぶときは、3つのポイントの組み合わせで選ぶべきモデルが決まります。

【マキタ】コードレス掃除機を選ぶときの3つのポイント
  • バッテリー電圧
  • 集じん方式
  • スイッチ方式
組み合わせとモデルの一覧

モデルの数が多くてどれを選べばいいのかわからないという人は、最後にご紹介したおすすめモデルを参考にしてみてください。

おすすめモデル
  • 18Vがいい人
    【CL182FD】18V × 紙パック × ワンタッチスイッチ
  • 10.8Vがいい人
    【CL107FD】10.8V × 紙パック × ワンタッチスイッチ

各モデルの詳しいスペックは「【マキタ】コードレス掃除機12モデル【スペックまとめ】」をご覧ください。

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